食習慣を
普及

カスベ

カスベの身はフワッと柔らかく
軟骨はコリコリ
北海道では煮付けが
ポピュラーな料理法です

特徴

カスベは寒冷海域にいる大型のエイです。 沿岸漁業で水揚げされたカスベは、胸ビレ・ほほ肉は、皮を剥いて市場に出荷されます。身はフワッと柔らかく、軟骨はコリコリとした食感。 骨ごと食べられるのは、軟骨魚類ならではです。 北海道ではメガネカスベは「真かすべ」、ソコガンギエイは「水かすべ」と呼び分けられています。

普及

カスベは北海道で安定的に漁獲され、資源量は比較的多いものの、北海道・東北・北陸の日本海側以外では、ほとんど流通・販売されていません。カスベを食べる食習慣が全国に普及すれば、現在は安価で取り引きされているカスベの市場価値は向上するはずです。素材としてのカスベの魅力、そして簡単で美味しい食べ方を大量消費地の生活者にPRしています。

剥きカスベ

水揚げ後、皮を剥いたカスベからヒレを切り離し、ご希望のグラム数に切り分けます。剥きカスベは、加熱すればほぼ100%可食部。ボリュームある食べ応えも評価をいただきます。ヒレ1枚を丸ごと真空した商品は、人目を引くので贈答に人気があります。

定置網で
混獲

栄養

カスベは低カロリー、低脂肪、高タンパク。ビタミンB12、ビタミンD、コンドロイチン、コラーゲンなど、健康づくりに役立つ栄養素が豊富に含まれています。

調理

主に煮つけ、から揚げ、ぬた(酢味噌)などに調理されます。フレンチの食材としても人気が高く、ムニエル、ポトフ、テリーヌに用いられています。