鮭を増やす

『増産』

山形とオホーツクの漁業者は
めじか鮭の漁獲増に
協同で取り組み
資源を有効利用しています

特徴

めじか鮭は、北海道で水揚げされる一般的な秋鮭に比べ、ハラスが厚く、食味が良く、高値で取引されている未成熟な3〜4年魚。生まれは、山形県など本州日本海側の河川。生まれ故郷の川に帰る長い航海にそなえて、エサを求めながらオホーツク沖を回遊する魚体には、たっぷりと脂を蓄えています。口先から目までの長さが短いことから、その名も「目近(めじか)」。秋、オホーツクの川に戻ってきた秋鮭に混じって定置網で漁獲されます。秋鮭1000匹に1匹混じるかどうかの希少なブランド鮭です。

連携

めじか鮭を増やすため、北海道北見管内・宗谷管内のさけ・ます増殖事業協会は、山形県北部の月光川支流で鮭の孵化・放流事業に取り組んでいる枡川鮭漁業生産組合(遊佐町)と連携しています。北海道オホーツクの産卵・飼育のノウハウを、山形に伝授。山形で回帰率の高い稚魚を放流し、成長しためじか鮭を北海道オホーツク沖で漁獲。それを山形に供給し、『地元生まれの鮭』として山形の新たな特産品となることを目指しています。